墨成（ぼくせい）2023.12

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村栄秀則_作品 — 村栄秀則
古典を臨書する意義は、古典には時空を超えた書の美が存在するからでしょうか。
潔さと空間把握が見事で、緩急をつけた線条には迫力があります。

瀬川小夜子_作品 — 瀬川小夜子
名刀の切れ味のようなシャープで澄んだ線条は、余白をも際立たせています。
乱れのない強い胆力を繊細な線状に映しています。
淡々とした流れが抜群。

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前坂あや子_作品 — 前坂あや子
細字の臨書は地味ですが、技術を掴むのには適しています。
繊細さと深い線条は指だけでなく、身体全体の機能が求められます。
精魂を込めた臨書です。

山下始子_作品 — 山下始子
緩急をつけた筆の運びで、線状にコクのある厚みが増しました。
文字間の流れも良く捉えていますし、偏と旁の間の余白も美しい。
修練の賜物ですね。

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塚本彩可_作品 — 塚本彩可
王羲之の書を深く読み込み、運筆に緩急をつけた線条は生気があります。
快い風が穏やかに流れている風景が、伸びやかな線状に表れています。

池永沙季_作品 — 池永沙季
「識」のゴンベンを行書にして旁を際立たせています。
知識を蓄えることは、客観的に物事を考える手立てになりますね。
凝縮した中に力が籠っています。

向後美衣奈_作品 — 向後美衣奈
神々（こうごう）しく輝く満月の月ですね。
一点一画が正しく、全体としても美しい。
人は月に夢を描いてきましたね。

三浦大生_作品 — 三浦大生
果てしない宇宙を想像させる清書ですね。
横の広がりと二字を組み合わせた縦の線がピーンと張りつめられて素晴らしい。

駒林直希_作品 — 駒林直希
おいしそうな大きな赤い柿が目の前に飛び込んできました。
強い線で、大きくどうどうと書けました。
「赤」が特に見事です。

海野　雫_作品 — 海野　雫
筆を真っ直ぐに持って勢いよく書けましたね。
「も」のはらいの線も伸びやかです。
明日は晴れるかな。

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高橋凛_作品 — 高橋凛
筆で文字を書くことで私達はどんな事を得られるのでしょう。
王羲之は「書聖」と呼ばれていますが、観察力や繊細な心の動きも学べますね。
見事です。

実川慶_作品 — 実川慶
力のこもった人権宣言ですね。
「人はうまれながらして自由であり、平等である」は、力強い宣言です。
深い線で迫力があります。

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田中千夏_作品 — 田中千夏
大らかな気持ちでどうどうと書けました。
姿勢を正しくして、名前までしっかりと書けましたね。

羽山クロエ_作品 — 羽山クロエ
筆の運びが正確で美しい線ですね。
ウ冠をもう少し長く書くと、横にも広がりますね。
二字を良く噛み合わせて素晴らしい。

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柳沼あいり_作品 — 柳沼あいり
赤い大きな柿ですね。
心をこめて書けました。
どんどん元気になりそうです。

田中莉希_作品 — 田中莉希
ていねいに落ち着いて書けましたね。
とても強い線でしっかりしています。
四文字がとてもまとまっています。