墨成（ぼくせい）2023.5

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宮崎さき子_作品 — 宮崎さき子
丁寧に筆を運んでいる中に、リズムをつけ、圧を加減し、温かく清楚な雰囲気を醸し出しています。
長い呼吸と反比例して、放った終筆が潔いですね。

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黒川未来_作品 — 黒川未来
顔真卿は唐時代の人。
現代では使われない漢字ですが、筆鋒を駆使して丁寧に臨書しています。
更に左払いに見られるような思い切った線を、随所に入れてみて下さい。

内山京子_作品 — 内山京子
昔取った杵柄でしょうか。
かつて鍛えた腕は、脳がしっかりと覚えてくれていますね。
芯を捉えた筆は深く強く紙背を捉え、線状が美しい。
そしてまた余白を際立たせています。

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横塚美優（高校生）_作品 — 横塚美優（高校生）
王羲之の書の真筆は残されていませんが、
王羲之を敬慕し、追体験した書がいくつも残されました。
筆跡は人の心を映すからでしょう。
“人生は短し、されど芸術は永し”ですね。

田中美月（中学生）_作品 — 田中美月（中学生）
見事な「航路」です。
ご自分の人生を大らかに舵をとっている美月さんの姿が浮かんできます。
迷うことがあっても、常に自分を見失わない強さが感じられます。

福永聡美（新中学生）_作品 — 福永聡美（新中学生）
小学校で学んだことは何一つ無駄なことはなかった、と思う日が来るでしょう。
強くきりっとした線で、丁寧に書けましたね。素晴らしい。

三浦怜輔（新小学六年生）_作品 — 三浦怜輔（新小学六年生）
歴史ある建物の門でしょうか。
それとも怜輔君のこれからの門でしょうか。
線状が素晴らしく字形も見事。
あらゆる困難を跳ね飛ばす心意気を感じます。

岩井亮（新小学五年生）_作品 — 岩井亮（新小学五年生）
何ときっぱりとした「人の一生」でしょう。
線が大変美しい。
美しさは亮君の心が健康な証拠です。
筆の入り、止め、払いなどの基本的な筆法が完璧です。

滝口愛音（新小学四年生）_作品 — 滝口愛音（新小学四年生）
ていねいに筆を運んでいますね。
漢字も、かなも、名前も、おなかに力を入れて落ち着いて書けました。
生きる力を積み重ねています。

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大塚美奈_作品 — 大塚美奈
書は情動の産物。
緩急を付けた運筆にはリズムがあり、熱い情熱が表現されましたね。
旁の「力」の終筆を払わずに止めたところは、余白の白が生かされています。

池永沙季_作品 — 池永沙季
海の航路、空の航路もありますが、
沙季さんが書かれた航路は沙季さんの人生の航路でしょうか。
意欲的で強い精神が漲っています。
「航」は特に素晴らしい。

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新海美玲_作品 — 新海美玲
小学校卒業、中学校入学おめでとう。
今まで色んなことを学んだことでしょう。
深い線で字形も整っています。
「力」は惚れ惚れするような線と形ですね。

熊谷ひより_作品 — 熊谷ひより
筆をまっすぐに持っているので、線も美しいですね。
漢字とかなの大きさもバランスがとれています。
「門」は見事な門で、堂々としています。

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鈴木　葵_作品 — 鈴木　葵
葵さんの人生は始まっていますが、これからも続きますね。
深い線で強くどうどうと書けました。
背中もピーンと伸ばして正しい姿勢ですね。

長岡未侑奈_作品 — 長岡未侑奈
お習字がすきな未侑奈さんですね。
漢字の「生・力」は特にいきいきと書けました。
ひらがなの「きる」は漢字より少し小さく書くと良いでしょう。
名前まで漢字でしっかりと書けましたね。