墨成（ぼくせい）2022.07

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定直彰子_作品 — 定直彰子
修練を重ねた線状は潔さと繊細さが相まって美しい。
文字の中の虚白、行間・字間の余白が適確。
余白は人との間の取り方と似て、線状と相まって絶妙です。

坂本りの_作品 — 坂本りの
書は私達に何を齎（もたら）すのでしょう。
筆を通して得る自己肯定、墨を通して描く自己表現、白をどのように残すかと考える構成力。
書の芸術は、高く、遠いですね。

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高橋奈那_作品 — 高橋奈那
大胆な流れを中鋒で捉えた線状が見事。
一字の中にも筆圧・緩急の変化を加え、一文字一文字が映えています。
かな書は繊細且つ大胆であれと教えてくれます。

前坂あや子_作品 — 前坂あや子
書への真摯な姿勢が二文字に凝縮された臨書です。
王羲之の書への畏敬の念と名前に至るまで途切れることのない集中力が完成度の高さに顕れています。

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吉川結永（高校生）_作品 — 吉川結永（高校生）
剛直でありながら温かな顔真卿の人間像を見るようです。
「及」は楷書行書共に充実した線状で見事。
「頼」の偏から旁への線は運筆の緩急と筆圧の研究をしてみて下さい。
重厚な臨書。

塚本彩可（中学生）_作品 — 塚本彩可（中学生）
地球温暖化への対応が叫ばれる中、緑化への取り組みも研究されていますね。
生き生きとした線の中に、彩可さんのエネルギッシュな心意気を感じます。
筆圧の強弱も的を得ています。

狩野伸太朗（小学六年生）_作品 — 狩野伸太朗（小学六年生）
ノーヒットノーランを達成したような素晴らしい投球ですね。
身体の体幹を使い、筆の筆幹を使ってどうどうとした運筆です。
偏と旁、投と球のかみ合わせも見事です。

高橋愛央（小学五年生）_作品 — 高橋愛央（小学五年生）
希望に溢れる春の一日ですね。
新学期をしっかりとした一歩で踏み出しましたね。
字形も良く線も深く強く入り、半紙の文字の配分も的確です。
素晴らしい一日になりますように。

羽山クロエ（小学四年生）_作品 — 羽山クロエ（小学四年生）
何とさわやかで伸びやかな五月晴れでしょう。
背中を真っ直ぐにして、半紙にしっかりと向き合って、筆を立てて書いた線は、
晴れ晴れしています。

滝口愛音（小学三年生）_作品 — 滝口愛音（小学三年生）
ありの行列を眺めているとおもしろいですね。
筆をまっすぐに持って、強く深い線で書けました。
特にひらがなは抜群ですね。

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田中友香莉_作品 — 田中友香莉
強い意志を込めた縦画、筆鋒を生かした払いの線、今まで培ってきた技術と書への想いが込められています。
自己への自信に繋がっている臨書ですね。

田中心葉_作品 — 田中心葉
紙面いっぱいのエネルギッシュな作品です。
一点一画に心を込めて筆を運んでいますね。
誠実な筆の線は、人の心に訴えることを表しています。

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高橋正都_作品 — 高橋正都
新芽が出て、枝が伸びて、若葉の緑が眩しい景色が浮かんできます。
払いの線にも勢いがあって爽やかですね。

阿部廉士_作品 — 阿部廉士
大らかにのびやかに書けましたね。
雪が解けて暖かくなった春の一日を、心を込めて書けました。
「日」が特に見事です。

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遠藤優和_作品 — 遠藤優和
筆を立て、落ち着いて強い線で書けましたね。
今度は筆を根元まで全部おろして太い線も加えてみて下さい。
文字の形がとてもすっきりしています。

山口優莉_作品 — 山口優莉
雨雲が広がっている空かな。雲一つない真っ青な空かな。
筆の毛を全部使ってどっしりと大きく書けました。
名前も漢字でていねいに書けましたね。