墨成（ぼくせい）2022.01

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大友純子_作品 — 大友純子
勢いのある臨書。「伊都内親王願文」が書かれた当時、
中国・唐の文化を取り入れながらも、日本独自の文化を作る気運がありました。
強い筆致や迫力のある払いの線は修練の賜物ですね。

吉谷ひろみ_作品 — 吉谷ひろみ
細字課題は枚数を重ねれば重ねる程、努力が報われます。
吉谷さんの線状は見違える程、強く美しくなりました。
更に、縦画からのハネと右払いを研究してみて下さい。

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ダフィー美香_作品 — ダフィー美香
顔真卿は、唐時代、新しい書法を編み出しました。
政治家でもあり、芸術家でもあった顔真卿の書を柔らかい感性で捉えています。

橋本千恵子_作品 — 橋本千恵子
地軸に達すると評された寸松庵を的確に臨書し、
強く深い線状は行間の余白を際立たせています。
縦画を強調することで流麗な流れをつくっています。

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丹羽道子_作品 — 丹羽道子
王羲之の真蹟が無くなっている現代、想像を膨らませて私達は筆を執ります。
筆法を捉えると共に書の美を追究し、穏やかな静謐さを感じます。

吉田まり子_作品 — 吉田まり子
筆を紙に垂直に立て、筆鋒を線状の中に入れた中鋒の線は、濁りがなく澄んでいます。
緩急をつけた筆の運びによって、流れにはリズムもあり見事です。

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坂本凌太朗（高校生）_作品 — 坂本凌太朗（高校生）
草書千字文を自己薬籠のものにして見事です。
筆力には気迫が籠っていて、細い線状にも繊細な中に勢いがあります。

田中心葉（中学生）_作品 — 田中心葉（中学生）
堂々として力が漲っていますね。
精神を統一して一気呵成（いっきかせい）に運筆しています。
特に「温故」は腕や手先だけでなく身体全部で書いています。

古川実玖（小学六年生）_作品 — 古川実玖（小学六年生）
己に克つ、簡単なようで難しいですね。
「克」と「己」が少しぶつかりましたが、名前まで一貫して意志の強さと逞しさを表現出来ました。

狩野伸太朗（小学五年生）_作品 — 狩野伸太朗（小学五年生）
自分の信念を貫くような強さが感じられます。
横線を止める時は筆を下におろすのではなく、筆のこしを上げるようにしてみて下さい。
もっと強くなります。

田中千夏（小学四年生_作品 — 田中千夏（小学四年生
大きく伸びやかに書けましたね。
「大」の左右の払いは力強く伸びやか。
今度は画数の多い「志」を大きく書いてみて下さい。
もっと迫力が出ます。

藤原ひとみ（小学三年生）_作品 — 藤原ひとみ（小学三年生）
大きくて伸びやかで素晴らしい「文化」ですね。
二文字の大きさや形も伸びやかで見事。
文化は自分の力を伸ばすことが出来ますね。

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塚本菜月_作品 — 塚本菜月
繊細な草書千字文。
筆鋒を駆使して繊細に筆を運んでいます。
更に筆の肚を使い筆圧を強くしてみて下さい。
強弱が出て、更に迫力が増しましょう。

相場裕紀_作品 — 相場裕紀
気炎は燃え上がるような盛んな息、あるいは威勢の良さを言いますが、まさに気炎のある作品ですね。
強いタッチで気合が入っています。圧倒されます。

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石井　桃_作品 — 石井　桃
筆を立てて、すっきりとした鋭い線で書けました。
「克」は縦長に「己」は横長に書くと二字がかみ合いますね。
強い気持ちが作品に表われています。

滝波来望_作品 — 滝波来望
どっさりと降った初雪ですね。
太い線を書く時は筆を横にするのではなく、
筆の先が線の真ん中に来るようにして力を入れて線を深くします。
大きくかけました。

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熊谷ひより_作品 — 熊谷ひより
ひよりさんはどんな「志」を持っているのかな。
「大」の左右の伸びた線はすばらしい。
横線はもう少し長くても良いですね。
ていねいに書けました。

所　美妃_作品 — 所　美妃
大きな文化ですね。迫力があります。
「化」も「文」と同じように大きく書いてみましょう。
横の線を書く時は線が平たくならないように筆の先を線の中に入れます。