墨成（ぼくせい）2021.01

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佐藤基子_作品 — 佐藤基子
臨書は自分を成熟させるための営みなのでしょうか。
唯静かに自分を見つめる働きが顕れる書は、何千年と続いてきた証に思われます。
「及」は見事な線状です。

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奥村佳子_作品 — 奥村佳子
行の流れの美しい臨書です。
故に行間の余白も美しく寸松庵の書き手の狙いを汲み取っています。
料紙等にも配慮されれば更なるキメ細やかさが表れましょう。

渡部エイ_作品 — 渡部エイ
臨書への真摯な姿勢が感じられます。
更に筆の容量を大きくしてみて下さい。
一本の線にも太さ細さの変化が生まれましょう。
「階」の連なる線状は見事です。

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鈴木龍壽（高校生）_作品 — 鈴木龍壽（高校生）
邂逅は「めぐり合う」「感動的な出会い」という意味があります。
書は何を書くかが大きな課題。
貴方の人生にも必ずすばらしい邂逅があるでしょう。

大庭莉瑠（中学生）_作品 — 大庭莉瑠（中学生）
細やかな感性が細やかな線質となって極上の玉露が生まれました。
「玉」に書かれた太く強烈な線を、繊細な「露」にも入れてみて下さい。

松本光基（小学六年生）_作品 — 松本光基（小学六年生）
真っ白な半紙に、真っ黒な墨で文字を書く喜びが溢れています。
身体の血液が心地よく流れて、精一杯に生きよ、と心が叫んでいるようです。

大塚希美（小学五年生）_作品 — 大塚希美（小学五年生）
格調の高い詩と音楽が流れているようですね。
詩と音楽は切っても切れない関係です。
童謡もオペラも歌謡曲も。意欲が漲って来ます。

片倉旬音（小学四年生）_作品 — 片倉旬音（小学四年生）
何と豊かな小さい町でしょう。
小さい町には知恵も温かな人情や思いやりも詰まっています。
住んでいる人々が誠実に暮らしているのですね。

大房希夏（小学三年生）_作品 — 大房希夏（小学三年生）
元気なお友だちですね。
「友」の払いの線は勢いがありながらも荒っぽくはなく、
お友だちと仲の良い関係をつくっていますね。

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高野玲奈_作品 — 高野玲奈
驚きました。抜群の観察力。修練の賜物。
緩急を捉えた運筆は、快い筆圧のリズムで奏を効しています。
書に鋭くも温かい愛情を注いでいます。

直井珠凜_作品 — 直井珠凜
最上級のお茶を、心を込めて丁寧に書きあげました。
「露」は画数の多い漢字ですが点画がかみ合い、緻密（ちみつ）ですね。

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高橋愛生_作品 — 高橋愛生
修学旅行で会津若松へ行かれたのですね。
地元では鶴ヶ城と呼ばれている立派なお城ですね。
素朴に力強く書けました。

古川実玖_作品 — 古川実玖
しっかりと筆をおろし、心を込めて筆を運んでいます。
弛（ゆる）んだところが一つもなく、誠実な実玖さんの姿が見えるようです。

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鐘ヶ江博樹_作品 — 鐘ヶ江博樹
ていねいに筆を運んでいます。
きれいな景色が広がっていて、美しい街並がうかんできます。
縦の線が特に見事です。

佐藤　彩_作品 — 佐藤　彩
半紙いっぱいに大きく書けました。
すてきなお友だちですね。
強い線で文字の形もすばらしい。
名前もしっかりしています。